2017年05月22日

2017年5月21日礼拝メッセージ「今に分かる」創世記37:2-28 音声で聴く。

創世記37:2−28        「今に分かる」          17/5/21

【序】「雨にも負けず風にも負けず…」の詩人宮沢賢治は7年に一度起こってくる躁鬱病に悩まされた。石ころが命のある様に見えたり、草花が喜んだり…考えられない世界に入ってしまう事があった。しかしゴダイゴの歌にもなった有名な『銀河鉄道』はその頃の作…私達は病も試練もマイナスの意味しかないと思ってしまうが、神には人がマイナスと思う事もプラスの祝福計画があるのがわかる。今日から始まるヨセフの生涯の中にそれを見たい。


T.ヨセフの複雑な家庭環境

ヨセフが育った家庭環境は極めて複雑。父ヤコブには叔父から騙されて結婚した二人の妻がいて各々子供がおり、又妻達のはしためとの間にも子供がおり、4人の母親が違う12人の息子がいた。ヨセフはヤコブの最愛の妻ラケルによって初めて得た子供。ラケルはもう一人の息子ベニヤミンを生んだ後、難産で死亡。ヨセフは母親のいない複雑な家庭で腹違いの兄達との確執の緊張関係の中で育つ。いわば劣悪環境。


U.ヨセフ家庭の問題

1.ヨセフの告げ口―兄達の「悪い噂」を父に告げた()→これは兄達が悪い事をしている訳だからそれ自体良くないのだが、兄弟愛から考えると父に言う前に兄達に言う必要があっただろう。

2.父の偏愛―「誰よりも愛していた…袖付きの長服」(3)

ヨセフには母親がいないので不憫に思っての事は分かるが、親としては配慮が足りない。そのために他の兄弟から反感を買ったのは当然の事―。

3.兄弟との確執と虐待(5-10―兄達が自分に頭を下げる夢は兄達には不快な事。この夢は神の啓示ではあったが、内容から考えて直接兄に語る事は控えるべき。これが兄達からの敵意を増幅させた。その為に関係断絶は決定的になり、ヨセフは兄達から虐待を受け、エジプトに売り飛ばされる悲劇を見る事となる。


V.神の不思議な祝福計画―今に分かる

ヨセフ家庭には様々な問題があった。だからこそヨセフはエジプトに売られてしまったと言える。しかし覚えておきたい事は、その後エジプトに売り飛ばされたヨセフが不思議な導きでエジプトの大臣となり、やがて全土に及ぶ7年の大飢饉も彼の並はずれた知恵によって家族は餓死から守られる事になる。家のごたごたでヨセフはエジプトに売り飛ばされたが、そのおかげで家族の命が最終的に守られたと言える。悪でさえ神の幸いに繋がっていった!

【適用】あなたの置かれた環境は理想環境でなく落ち込むことがあるかもしれない。問題が無くなればよいと思うだろう。しかし問題が無くなれば生きた信仰も乏しくなるのだ。だから惨めな現実を嘆くのを止め、そこに置かれた神の御心を信じよう。→「父は…心に留めた」(11) あなたの環境は偶然ではなく、神があなたを今の環境に置かれた。その意味が解らなくても、今に分かる時が来る。「失望したければ周りを見なさい、しかし希望を抱きたければ上を見上げなさい」 ヨハネ13:7

posted by kbcc at 19:41| 礼拝