2017年08月21日

2017年8月20日礼拝メッセージ音声で聴く。

ルカ1:26−38 「受胎告知の意味」     

【序】産経新聞夕刊(8/17)一面に「関西の力」の特集があり、淀川キリスト教病院のホスピスについての記事があった。柏木医師が米国研修で終末医療を学び帰国後同僚の仲間に伝えると「どう対処していいかわからない患者がいる」といった声が相次いだ。ある患者は「こんな体になって天国に行けるのか」と悩み、別の人は「苦しいのは罰が当たったからだ」と責めていた。主治医では手に負えない「魂の苦痛を抱えていた」とあり、そこからチャプレンを含む日本最初のホスピス医療が始まった…人には医学や心理学やお金では解決できない魂の悩みがある。その悩みのために神は人類に救い主を与えられた。今日の箇所は「受胎告知」と言われる救い主の誕生予告の記事である。この箇所は乙女マリヤがヨセフの介在無しに神によって救い主を身籠るという前代未聞の出来事で実に信じ難い個所である。それを科学的マインドをもっている医者ルカが書き表す。ルカが伝える受胎告知の意味は何か、伝えたい。


T.救い主が罪の性質を受けないで生まれるため

Q:善良なヨセフとマリヤから普通にキリストが生まれてはダメなのか?

ダメなのである。どんなに善良な夫婦でも罪の性質は免れない。罪の性質を持つ男と罪の性質を持つ女との間に生まれた子はやはり罪の性質をもって生まれる。罪をもっていては人類の罪から救うことはできない。だから35節!

例:泥棒が泥棒を救えないのと同じで、罪人は罪人を救えない。罪のないお方だけが人類の罪を救う事ができるのだ。そのために救い主は罪の性質を受けない神の直接介入の誕生がなされたのだ。その事を人間の生理を知り尽くしている医者ルカが語るのである。


U.救い主が人の世に来て人を救うため

Q:人から生まれなくても天から人を救うだけではダメなのか?

ダメなのである。キリストは「人の子」と呼ばれた。意味は人の悲しみ、苦しみ、弱さ、罪、死を深く知り、又両親に仕えることを学び、成長してからはヨセフが他界した後マリヤを顧みることを学ぶ…人間の営みを体験し、深く同情できるためにはある家庭の中で育つ必要があるからである。

【子供トラクト例話】無数の蟻が食料をくわえてせっせと列をなして巣に帰る道を急いでいる。しかしその先には蟻にとって猛毒の樹液が塗られている。このままでは皆死ぬ。あなたはそれを見て蟻を助けたいと思い道を変えさせようとしたが、蟻はまた元に戻ってしまう。大声を出しても人間の言葉は通じない。そこであなたはとんでもない決断をする。人間を捨て蟻になる一大決心!蟻になったあなたの言葉は蟻にはわかる。そして蟻は皆助かった…キリストは人間を救うために神の位を捨てて人の世に生まれて下さった。へブル4:15,16


V.救い主が全能の神がおられることを示すため

Q:聖書の非科学的な記事を取り除いたら多くの人が受け入れるではないか?

ダメなのである。信仰は非常識であってはならないが、常識を超える世界があるのだ。

「神に不可能はない」(37)と語られているからだ。しかし私たちにとって神の全能を信じるとはどういう事か最後に語っておきたい。それは様々な問題や、病に対して絶対成功するとか、病は癒されると信じ切るという態度が神の全能を信じる事ではない。そういう態度は次の瞬間そうならなかったらどうなるのかという不安が必ず生じるからである。それを考える時、マリヤの態度は励まされ慰められる。「お言葉通りこの身になりますように」(38)神の素晴らしい希望のメッセージや全能の力の約束を聴いたとき、そう信じきることよりも、そうなりますようにと祈り続ける。その態度でいいし聖書的なのだ。


posted by kbcc at 08:38| 礼拝